今回は、”採用増加によってコンサルは増えすぎなのか”を解説します!
最近コンサルは増えすぎたって話をよく聞くんだよね…。せっかくコンサルティングファームに入社できても、人余りでアベイラブルになってしまわないかな。
そうだね。コンサル業界が人気業界になるにつれて、一昔よりコンサルタントの人数は増加傾向にあると言われているよね。実態増えすぎたのかを、元コンサルの僕が解説するね。
コンサルは増えすぎなのか?
結論、コンサルは増えすぎではありません!
なぜならコンサル業界は、大量に採用しても大量に辞める人が後を絶たないからです。
ただし、以前よりアベイラブルになる人の割合が増えているのは事実です。
アベイラブルとは何かを解説した過去記事はこちら。
感覚値でいうと、コロナ前は各チームの10%ぐらいがアベイラブルでしたが、コロナ後は30%程度に増加したように感じます。
なぜかというと、コロナによってコンサルが参画できる案件が減少傾向だからです。
今はコンサルに入社すべきでないのか?
そんなことはありません!
コンサルに入社して一度も案件にアサインされないことは、絶対にありません。
つまり、一度はアサインされるのですから、実力のあるコンサルはアベイラブルは気にする必要はありません。
しかし、アベイラブルになる人の割合は増加しているので、コンサル業界未経験の方にとっては以前より厳しい環境に置かれてはいます。
コンサル業界とそれ以外では、動き方が大分異なるもの。
大方の人は、最初のアサインでいきなり大活躍は難しいと思いますので、次回のプロジェクトで評判を上げることを目標になるべく研鑽に励む必要が出てきたといえるでしょう。
コンサルの質は低下しているのか?
コンサルの質は低下してきていると感じています!(個人的な所感)
マネジャー以上のクラスは一定の質は担保されているように感じますが、それ以下のクラスはまさに玉石混合といえるでしょう。
同じタイトルでも、実力の乖離がものすごくある印象です。
なぜコンサルの採用数は増加傾向にあるのか?
以下が原因といえるでしょう。
- コンサル業界が一昔前より世間の認知が上昇し、人気業界となったから
- 社会的に過重労働を嫌う傾向となったことで、クライアント自社の社員ですべての業務を担いきれなくなり、外部へのコンサルティングニーズが増えたから
- 事業会社サイドに、コンサルの使い方を熟知している元コンサルの人がクライアント側に増えたから
では一つ一つ解説していきますね。
コンサル業界が人気業界となったから
いまや、コンサル業界は学生の就職ランキングで必ず上位にあがってくるほどの人気業界となりました。
今でもコンサルってなにやっているの?と思われている方は少なくないと思います。
それほど、他業界からすると働き方やカルチャーも異なる業界なのです。
コンサルという言葉がまだ世間に浸透していない時代は、そもそもコンサル業界を志望される人も少ないわけですから、当然に採用数は少ないですよね。
社会的に過重労働を嫌う傾向になったから
過重労働による自殺などが社会問題となってから、一斉に企業はそれまでの過重労働を改めはじめ、社員に早帰りを促すようになりました。
そうなると、時間がかかって重たい業務は自社の社員には任せづらくなりますよね。
そして自社の社員には任せづらい業務を、コンサルに発注するといった流れとなったのです。
勿論、コンサルも一昔より早帰りを促されるようになりましたが、事業会社ほどではありません。
大炎上している案件もありますから、このご時世にもかかわらず、コンサルは連日深夜帰りとなることも珍しいことではありません。
元コンサルの方がクライアント側に増えたから
コンサルが世間から認知され始めたことで、コンサルの方が事業会社側に転職するケースが増えてきました。
そうすると、コンサルの内部事情を把握している人が、事業会社側に増えたことで、以前よりコンサルへ依頼する壁が薄くなってきたといえます。
高い費用を支払って、仕事をコンサルに依頼するにも、どのようにコンサルを使えばいいのか意外と分かっていない人も多いのです。
その時に元コンサルの方がいれば、Aファームは金融に強いとか、Bファームは製造系に強いとか肌感が分かるので、この仕事はコンサルに依頼しましょうといった話になりやすいのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事の内容をまとめると、
- コンサルは確かに増えたけど、増えすぎたわけではない。なぜなら、その分退職する人も多いから。ただし、採用数増加で、コンサル未経験の方はアベイラブルになる可能性が一昔前より上がった
- コンサルの質の低下は否めない
- コンサルが増えた原因は、コンサル業界の人気化と昨今の働き方改革によるコンサルニーズの増加
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下記記事でコンサルからの転職事情を詳細に解説しておりますので、是非参考にして転職の準備を進めていただければと思います!
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ご参考になれば、幸いです。
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