コンサルで疲れたら?疲れた・辛い・辞めたいと感じる原因と対処法を元コンサルが解説!

今回は、”コンサルで疲れた、辛い、辞めたいといった感情を抱く原因と、その対処法”を解説していきたいと思います!

せっかく憧れのコンサルティングファームに入社したのに、疲れたよ…。もうやめる時期かな?

その気持ちわかるよ。コンサルを続けていて、なぜ疲れた、辛い、ひいては辞めたいと感じてしまうのか。その原因と対処法を元コンサルの僕の視点で解説していくね。

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目次

コンサルで疲れた・辛い・辞めたいと思う状態になる原因とその対処法

コンサルで疲れた・辛い・辞めたいと感じる要因として、以下が挙げられます。

  • 単純に業務量・残業時間が多い
  • 仕事の難易度が高く、答えがない
  • 内部レビューでのやり直しや進め方に納得がいかない
  • 専門性が身についている感覚がない

ではそれぞれの原因と対処法について解説していきます。

単純に業務量・残業時間が多い


これはコンサルという仕事の性質上、どうしても避けられません。


コンサルは、常にクライアントの期待値を上回るように成果をあげ続けれなければいけない仕事ですので、必然的に業務量も時間も多くなってしまうのです。


ただしこの業務量・時間はある程度コントロールすることも可能です。


まずは配属されたメンバーとして、あなたができる仕事は何なのか、そしてどれくらいの仕事量ができるのかをしっかり上長やクライアントに伝えましょう。

仕事で疲弊してしまうコンサルタントの特徴として、仕事を安請け合いしてしまうことがあります。

自分の実力が相手の期待値を下回るようであれば、しっかり相手の期待値を下げるようにコミュニケーションを取ることが、まずコンサルタントの基本動作です。

しかし、上記のことを試しても全く意味をなさないこともあります。

参画する前から炎上していたりするような、いわゆるブラックプロジェクトです。

このような場合、些細な期待値コントロールだけではどうしても過重労働は避けられません。


その際は、プロジェクトをリリースしてもらうように頼むことも手です。

何もあなたを欲しているプロジェクトは、そのプロジェクトだけではありません。

仕事を辞めるという判断に至る前に、他のプロジェクトにアサインさせてもらいましょう。

コンサルの仕事の大きな特徴として、社内転職のようなことができるのも1つ挙げられます。

この特権をしっかり活かしてから、会社を辞めるという判断に至った方がよいでしょう。

仕事の難易度が高く、答えがない


これもコンサルタントをやっている以上避けられないことです。

企業がコンサルにわざわざ高いお金を払って仕事を頼む理由は、仕事の難易度が高いからです。

単純作業であれば、安い給料で済む自社の社員を使います。


もしこの”仕事の難易度が高く、答えがない”ということが本当に嫌でしょうがないのであれば、コンサルタントのキャリアを諦め、違うキャリアを探すことが必要かもしれません。

内部レビューでのやり直しや進め方に納得がいかない


コンサルはレビュー文化といえるでしょう。


特に大きなコンサルティングファームであればあるほど、自社の成果物を高品質に保つ意識を強く持っています。


なぜなら品質が低い成果物をクライアントに提示すると、そのコンサルタント一個人のレピュテーションだけでなく、コンサルティングファームのレピュテーションにも影響が出てくる可能性があるからです。

そのためコンサルはパワポの資料であれど、何度も何度もやり直しを行い成果物の品質を上げる過程が発生してしまうのです。

ただしマネジャーであればこの成果物のレビューによるやり直しは、マネージャー未満の役職より大きく減ります。


なぜならマネジャーはプロジェクトの中心的な役割であり、部下の成果物をレビューする側だからです。


なのでマネジャーまで昇進するまで我慢するか、逆にいうとマネジャーになったらレビューされなくなるので、レビューされているのも今のうちだと自分の意識を変えてみるといいかもしれません。


上司の進め方に納得がいかないのが嫌だといった感情は、特に若手コンサルが抱きがちなものです。


クライアントに一番近くで接していて、自分が一番クライアントの要望を理解しているということは、確かにそうなのかもしれません。

しかし、何も上長はあなたの成果を下げようとアドバイスをしている訳ではありません。


特に上長がシニアマネージャー以上であれば、あなたが見えていない他案件の事情も考慮してアドバイスをしている可能性が高いです。

自分の考えと上長による意見で進め方の考え方が食い違ったのであれば、自分はこう思うといった意見をしっかり論理立てて伝えましょう。

特にコンサルはロジックが重視される文化です。


あなたの主張がロジックが通っているのであれば、上長も最初から耳を貸さないことはないです。


ただし伝え方は注意しましょう。


上長も人間ですから、棘のたった伝え方で生意気だと思われて、意見を聞いてくれなくなる可能性もあります。


相談という切り口で、上長を味方につけましょう。


クライアントの現場情報をもっているのは若手である、あなたの方が多い可能性が高いです。


その情報の上長へのインプットと進め方について、自分はこう思うということをセットで伝え、プライドの高い上長であれば、最終的な判断は上長に仰ぎましょう。


判断をしっかり上長に仰いでいるのであれば、プライドの高い上長も、あなたの意見を聞いてくれる可能性が高まります。

要はプライドの高い上長は、体裁面を気にしているのです。

残念ながらコンサルは学歴主義的なところもあり、学歴の高い方が多く、そのエリート意識からか、やけにプライドの高い方も一定数います。※学歴の高い方が必ずしもプライドが高いというわけではありません。

そのような方が上長の場合は、プライドを損なわないコミュニケーションを心がけましょう。

専門性が身についている感覚がない


コンサルは短期間で様々なテーマの案件に関わりますので、一概にはいえませんが専門性を身につけにくい可能性があります。

そもそもコンサルで本当に優秀な方というのは、自分の知見がない分野でもパフォームするような方です。

もしくはその道一筋といった、ある特定の領域で相当な専門性をもつコンサルタントといった2通りに分かれると思います。

自分の知見がない領域でパフォームすることがどうしても難しい場合、専門家としてのキャリアを歩まれた方がいいかもしれません。


特定領域で案件に携わりたいことを会社に伝えるか、転職を通じて専門家としてのキャリアを歩むことも必要だと思います。

コンサルを辞めたくないけど、疲れたときはどうすべきか?

まず前提として、どんなに上の階級のパートナーであろうと、一度もコンサルを辞めたいと考えたことがない方は一人もいないと思います。

※もし一度も辞めたいと思ったことはないと伝えているコンサルタントの方がいたら、立場上そのように伝えなければならないから、そのように伝えている可能性が高いです。


コンサルという仕事は、それぐらい過酷なのです。

そして、そもそもなぜコンサルの仕事を辞めたいというまでに至ってしまうのか。

勿論ポジティブな理由は多いと思いますが、ネガティブな理由もあると思います。


ネガティブに仕事を辞めたいと思っているときは、現職で必要とされていないと感じる時か、もしくは忙しすぎたり、理不尽な状況であると感じている時だと思います。

すなわち現在の自分の境遇に対する不満から来る自己肯定感の低下が仕事を辞めたいと思う大きな要因であるといえます。


せっかくコンサルになれたのに、ちょっとしたことで辞めたくはないですよね?


この根本的な自己肯定感の低下を和らげる方法として、以下がおすすめの対処法です。

  • 副業を始めてみる
  • 転職サイトを眺めてみる
  • カフェで気分転換

副業を始めてみる


ここでいう副業というのは、可能であれば本業のような会社に雇われて行うものでなく、自分でビジネスを行うことを指しています。


勿論忙しくて時間がないコンサルタントの方も多いと思いますが、ぜひ週末の隙間時間を作ってチャレンジしてみてください。

つらい状況と感じている本業しかないと、ネガティブな感情が脳からアップデートされず、嫌な記憶が反芻されて自分で自分を苦しみ続けることになりかねません。


本業以外で誰かに価値を与えるという経験をすると、本業のネガティブな感情など、どうでもよくなります。


そして本業以外にあなたの居場所を作り、自分の裁量で仕事を行いましょう。


きっと会社員として働くという選択肢しかなかった価値観が大きく変わって、真の意味で仕事の楽しさに気づけるでしょう。

転職サイトを眺めてみる


コンサルを辞めたくないけど疲れたと感じているのであれば、本腰を入れた転職活動ではなく、一度転職サイトに登録してみて眺めてみましょう。


コンサルティングファームに入れるような方は、本来優秀な方です。


そのような方が仕事を辞めたいと感じるのは、コンサルのレビュー文化により、レビューを詰めと感じて一時的に自己肯定感が下がっているからです。


そんな本来優秀な方であれば、転職サイトに複数登録してみると、たくさんのスカウトが届くと思います。


スカウトが届く、つまり他社から必要とされているということです。


あなたを必要としている会社は多くあるのです。


視野を広げてみれば、人生の選択肢は多くあるのだと思って、今の会社だけで万が一うまくいかなくても他に行き先はいくらでもあるのです。


そう思えれば、縮こまって仕事が上手くいってなかった部分も良い方向に進めることもあるでしょう。


私がよく転職サイトでお世話になっているのは、ビズリーチとリクルートエージェントです。


ビズリーチは求人の質が高く、スカウト型の転職サイトです。


リクルートエージェントはエージェント型ですが、求人の質が高いです。


加えて、エージェントのサポート体制も手厚いです。

ぜひまだ登録されていない方は一度、登録してみて求人を確認してみてください。

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またコンサルの方で転職を検討されている場合、下記記事でコンサルからの転職事情を詳細に解説しておりますので、是非参考にして転職の準備を進めていただければと思います!

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カフェで気分転換

コンサルで日々論理的な会話やロジックばっかりだと、疲れてしまうのも無理はありません。


たまには、ロジックが通っていない意味のないこともやってみましょう。


カフェにいる人をただぼーっと眺めてみるだけでもいいかもしれません。


眺めてみると色んな人がいると思います。

胡散臭い商品の話をセールスしている人もいれば、主婦の世間話や学生が受験勉強していたりと年齢もバラバラで、偏った層がいるわけでなく色んな方々がカフェを利用しているのです。



悩んでいる時は自分の殻に閉じこもり、視野が狭くなってしまいがちですが、自分以外にも何かにチャレンジしている人を見れば、自分の悩みはちっぽけなものかもしれないと思えるかもしれません。

まとめ

最後に、コンサルは辞めたくないけど疲れたときにすべき対処法で一番おすすめなのは、副業を始めてみることです。


なぜなら、他の方法では一時的に自己肯定感を和らげることができても、その効果は持続できないからです。


コンサルで長くやっていきたいのであれば、本業以外に居場所を確立すること、つまり誰かに価値を与えることが重要です。


変化の激しい現代だからこそ、自分を支える居場所を多く持っておくことが大切です。


自分を支える居場所が複数あれば、コンサルで例えピンチになったとしても、どっしり構えて問題に対処できるでしょう。


そして本業では、常に自分が改められる点がないかを考えましょう。


相手を変えるのは相当難しいし、かえって骨が折れることになるからです。


自分を省みて、それでも改善されないのであれば転職をして環境を変えてみてもいいでしょう。

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この記事を書いた人

元BIG4コンサル・現事業会社|現役コンサルの方やこれからコンサルになりたい方へのお役立ち情報を発信しています/常日頃からNFT・メタバースをリサーチしています|NFT100個以上保有/ アベイラブル専門家

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