こんにちは!金田一です!
今回は実際にコンサルティングファームで働いたことのある私が、コンサルとして働くメリットやデメリットを解説していきます。
ぜひともコンサルティング業界へ入ることを検討している就活中の学生さんや、転職を検討している方は参考にしてくださればと思います。
コンサルで働くメリット
まず私がどこのコンサルティングファームに勤めていたかというと、アルファベット何文字かで表せられる有名なコンサルティングファームです。(BIG4のどれか)
コンサル時代のことを思い返すと、控えめに言っても超大変でした。。
勤務は深夜を超えることはざらにありましたし、何なら帰れないこともありました…
土日にも仕事があり、常に仕事のことが頭をよぎり心身ともに休まらない日々…
悪い点を書くと止まらなくなりますので、この辺にしておきます笑
コンサルティングファームに入って良かった点は以下になります!
- 超成長できる!
- そこそこ給料はいい
- 色々な企業・業界を知れる
では1つ1つ解説していきますね!
超成長できる!
こちらは長時間労働に加えて、上司やクライアントからの無理難題を短期間でアウトプットする必要があるので、必然的に成長します。
自慢でも何でもなく、おかげさまで今ではどこの企業にいってもパフォームする自信があります笑
コンサルは素早くクライアントの業界・業務知識をキャッチアップし、アウトプットに繋げていくサイクルを繰り返すので、キャッチアップの速さは他業界の方と比較すると頭一つ抜けていると思います。
ただし一つの狭い分野を突き詰めることができる(例えば研究職)わけではないので、ご注意ください。
そこそこ給料はいい
このそこそこというのがポイントで、正直大きな声で高いとは言えないです笑
金融のホールセールとかと比較すると給料は低いですが、全体で見渡すと給料は高い部類に入ります。
ただし仕事の難易度や時間対比でみると、割に合わないと感じる方は多いかもしれません。
以下役職別の給料レンジのイメージです。(※会社によって、役職の呼称が異なりますのでご注意ください)
アソシエイト: 500万~800万
コンサルタント(シニアアソシエイト):800万~1100万
マネージャー:1100万~1300万
シニアマネージャー:1300万~1600万
パートナー:2000万~??
パートナーに限っては、自分でセミナーを開催したりするので成果主義で人によって給与が大きく異なります。
1億貰っている人もいるとかいないとか…
でもそこに行きつくまでにとんでもない苦労を重ねるので、それを高いとみるか安いとみるかは意見が分かれると思います。
色々な業界・企業を知れる
個人的にコンサルをやっている一番大きなメリットだと考えています。
コンサルはプロジェクトベースで働くので、プロジェクトが変われば業界やクライアント企業も変わります。
プロジェクトの期間は短いと3か月、長いと1年以上と様々です。
短期間で様々な企業や多くの人と関わることができるので、疑似転職をしているような経験ができます。
飽きやすい方には、これ以上ない天職といえるかもしれません。
コンサルで働くデメリット
それではお次は悪い点です!
- 超激務!!
- 実力主義とは言い切れない
- 人格破綻者が上位タイトル(役職)に多く存在!!!
やっぱり悪い方が書いてて気持ちがこもっちゃいますね笑
では1つ1つ解説してきますね!
超激務!!
これは言わずもがなですが、ただ忙しさはプロジェクトによります。
もっと言うと上司やクライアントによるので、ブラックな上司に捕まると無限に難易度の高い仕事が降ってきます…私は2~3個ぐらい上のタイトルの仕事をやっていました(泣)
私が働いたコンサルティングファームでは、上の役職の方は独身の方や離婚した方が多く、他の業界対比間違いなくプライベートを犠牲にしてきた方が多かった印象です。
これを見てガックリしている方はご安心ください。
上司やクライアントによって、ホワイトなプロジェクトもありますし、最近はコロナによってリモートワークは促進され、コンサルティング業界はホワイト化していると聞きます!
実力主義とは言い切れない
実力主義が理由でコンサル業界を検討している方は要注意かもしれませんね。
コンサルといえば”実力主義”だと思っている方も非常に多いと思いますが、残念ながらそうとは言い切れないのが現実です。
自身の評価は、評価会議といわれる自身より役職が上の方々で協議の上、決定されます。
つまりあなたがどんなに実態活躍していたとしても、あなたを押してくれるスポンサー的な上司がいなければ評価は高くならないのです。
現実は前の会社からの繋がりであったり、クライアントプロジェクトではなく、社内業務ばっかりやっている人やアピール上手な人が出世していきます。
これはコンサルという普通の事業会社とは異なる勤務体系だからこそ発生してしまうことだと思います。
前述のとおりコンサルの働き方はプロジェクトベースになるので、あなたの働きは社内であれば、そのプロジェクトに参画している直属の上司しか知りません。
事業会社であれば、あなたを評価する上の立場の人々と業務で接する機会が多いので、適切に評価される可能性が高いかもしれませんが、残念ながらコンサルは直属の上司のさじ加減次第です。
あとは新卒プロパーと中途入社組で評価に差をつけているか否かも重要な点です。
人格破綻者が上位タイトル(役職)に多く存在!!!
これはどこの組織にも存在する可能性かもしれませんが、今事業会社にいる私からするとやはりコンサルティングファームは人格破綻者が比較的多かった印象ですね。
プロジェクトの渦中に途中から仕事を放って、転職活動に勤しむマネージャーや何人も部下を潰してきたシニアマネージャーと、、まあこのような人達は間違いなく事業会社では上には上がれない人達です。
コンサルは3年いればかなり長いといわれており、人材の流動性が激しいので面接で見抜けない人格破綻者が間違って入ったり、短期間の付き合いだからと嫌がらせをするような方もいます。
また前述のとおり、実力もなくただ幹部と繋がりがあるだけで出世していく人もいるので、その人の元で部下がいくら犠牲になろうと全く評価に影響がありません。
事業会社と比較すると、コンサルティングファームの人事はプロジェクトのアサインといったバックオフィス的な機能であり、上記のコンプラ違反を監視する程の強い権限はありません。
こういった業界風土も相まって、長時間労働やパワハラが助長されているのが今のコンサルティング業界といえます。
まとめ
以上コンサルティング業界のメリット・デメリットを解説しました。
結構イメージと異なる方も多かったのではないでしょうか。
私個人的にはワークライフバランスやQOLの観点であまりお勧めできないのですが、会社員として劇的に成長したいといった志を持つ方にはコンサルティング業界は良いと思います。
ただし成長した結果、どうしたいのかはしっかり考えた方がいいかもしれませんね。
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