今回は炎上プロジェクトを振り返って、コンサルティングファームってキラキラしたイメージあるけど実際どうなの?という皆さまの疑問を解消できればと思います!
これからコンサルティングファームに転職を考えている方や、すでに勤務されている方も参考になるかと思います!
コンサルティングファームで働いてよかった点や悪かった点は、以下の記事をご参考ください!
炎上プロジェクトについて
さて本題に戻りますが、
最初の3か月はマネージャーが一人、シニアマネージャー(以下シニマネ)が一人、あとはシニアのコンサルタントと私といったメンバー構成でした。
今になって振り返ってみると、プロジェクトのスコープもよくわからない、マイルストンもなし…
一体なんでこんな案件が取れたのだろうといった間違いなく炎上すること間違いなし案件でした。
例えるなら、3か月ぐらいでノーベル賞取れまっせぐらいの無茶ぶり案件。
クライアントもなぜこんなのに多額のお金を支払ったのだろうか。
ちなみにこの案件を取ってきたのはそのシニマネです。
さてこのプロジェクト時が経つにつれ、メンバーの関係性は険悪に…
スコープも不明確、かつプロジェクトのテーマに関する知識を持ったメンバーは一人もいない状況でしたので、そりょうそうなるわ!!と感じでした。
ちなみに後で知ったことですが、この案件を獲得するための提案書には、参画メンバーは”本案件のテーマについて豊富な経験を有する”といった嘘八百が記載されており、内容はネットで拾ってきた断片的な知識を、あたかも過去デリバリーしてきたかのごとく記載されておりました。
メンバーの関係性が険悪になったのは、端的に言うとクライアントからの評価が芳しくないからです。
このプロジェクトは、まず提案書で自分たちがやると提言したテーマの理解から始まりました。
大した成果物も出さず、とにかくクライアントへ手あたり次第ヒアリング&関連する資料を徴収し、お勉強する日々。
いや、なんでやるって言ったテーマのお勉強から始めてんねん!!と、さらにその提案書を作成したシニマネがその自分が提案書に書いた単語の意味をメンバーに聞き出す始末。
まさにクライアントが言ったことを意味もわからないけど、そのまま転記し、提案しているといった実態。
そんなかんなで、プロジェクトが上手くいっていない責任をシニマネとマネージャーが擦り付け合うようになり、二人の仲も険悪に。
クライアントへの訪問の帰路、マネージャーが話しかけるのをシニマネが無視するようになり、マネージャーがメンバーにあのシニマネはやばいと愚痴をこぼすようになりました。
クライアントからの無理難題のテーマを、それぞれのメンバーに個別に割り振り、マネジャーは颯爽と早く帰る始末。
そのぐらいから彼は辞めるのを決めて、転職活動をしていたのでしょう。
プロジェクトが始まり1か月半ぐらい経ってから、マネジャーはいよいよ早く帰るだけでなく、顔も出さなくなりました。
夕方ぐらいに現れて、少し世間話してすぐ帰るといった具合に。
マネジャーがこんな具合でしたので、シニマネ含むメンバー間の話題はいつもこのマネジャーの悪口となり、共通の敵を作って仲が固まるといった偽りの結束が生まれるといった感じです。
マネージャーは見る見る孤独となり、それでもあのシニマネはやばいといったことを言っており、メンバーに共感されず。
今となっては彼が言っていたことが痛いほど分かるのですが、当時の私はシニマネのやばさに気づかず。
そしてプロジェクト開始から3か月経って、クライアントへの最終報告でマネジャーはもはや転職先が決まってどうでもいいと思っているのか、机の下で携帯をいじり、社内に戻ってあえてガムをくちゃくちゃ噛み、何か最後へッとかなんか言葉にならないものをメンバーに言い捨て、帰っていったのでした。
今回は以上になります。
コンサルに対して淡い期待を抱いている学生の方々には、ちょっとショッキングな内容だったかもしれませんね。
続編もいつか更新します!
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