今回は”コンサルで頭が悪いと思われる人の特徴”を解説します!
コンサルってなんか頭悪い人いるよね、たまに。
頭がいい人がいる一方で、頭がわるいと思われてしまうコンサルの方もいると思います。ではどういった方が、クライアントから頭が悪いと思われてしまうのかを元コンサルのぼくが解説しますね!
過去のコンサル記事は以下です!
コンサルは頭悪いのか?
結論、人によりますので、どういった人がクライアントから頭悪いと思われてしまうのかを解説します。
ぜひコンサルの方は、反面教師にしてください!
コンサルで頭悪い人の特徴
コンサルで頭悪い人の特徴は以下になります!
- 他責思考で、クライアントの言っていることを理解しようとしない
- あるべきばかりを唱えて、現場を見ようとしない
- 抽象論ばかり語り、具体性に欠ける
では、一つ一つ解説していきますね!
他責思考で、クライアントの言っていることを理解しようとしない
こちらコンサルならではの独自のカルチャーなのですが、”分かりやすく説明できない人を悪い”とする文化があります。
コンサルティングファームの社内では、部下からの報告を受けたときに、以下のようなことを言っているマネージャーが多発しています。
何言っているのかわからない。
たまに「何言っているのかわからない」としか言わない、マネージャーもいますので若手コンサルの方はご注意ください笑
つまり、分かりやすく話せない、理解できるように説明できない人が悪いとする考え方がコンサル業界ではまかり通っており、理解できない自分が悪いとする考え方はないのです。
このコンサル業界だから通じている、”理解できるように説明できない人が悪い”とする考え方を、他業界のクライアントにもあてはめようとするのが頭が悪いコンサルの特徴です。
クライアントのXXさん、ほんと何言っているのか分からない。もっと構造化して話せないのか。
なんて、愚痴を言っているコンサルタントもいるぐらいです。
もし上記のような愚痴を言っているコンサルを見かけたら、
愚痴なんか言っている暇あったら、理解できるようにクライアントの業界知識をいち早くキャッチアップしてみたらどうですか?
と言ってあげましょう(笑)
嫌われる可能性はありますが、理解できないのを他責思考でクライアントのせいにして、プロジェクトが一向に前に進まないよりかは全然ましです。
そもそも優秀なコンサルは自責思考です。
クライアントに分かりやすく説明することを期待したところで(他責にしたところで)、クライアントなのですから分かりやすく話をしてくれるわけないですよね。
優秀なコンサルは、自分で改善できる領域と、改善できない領域をしっかり認識しており、プロジェクトを前に進めるために、自分で改善できない領域に無駄なリソースは割いていません。
理解できない人がわるいのか、理解できるように説明できない人がわるいとされるかの傾向は、業界によって異なる
金融業界では説明を聞いて理解できない人が悪いとされる傾向があります。
金融業界ではあえて分かりづらくしているのかと勘ぐりたくなるぐらい、専門用語バリバリに使います。
現コンサルの方は、コンサル業界のカルチャーを他業界の方にあてはめてしまわないように気をつけましょう。
あるべきばかりを唱えて、現場を見ようとしない
頭の悪いコンサルの方の特徴として挙げられるが、”教科書的なことばかり言う”です。
コンサルになる方といえば、それまで受験勉強を真面目にやられてきた高学歴な人が多いです。
唯一無二の正解がある勉強での考え方を、唯一無二の正解がないビジネスにも当てはめようとしてしまう方がいるのです。
私たちの考察によると、業績悪化の原因はXXだと思われ、そのための打ち出としてXXXが絶対的に正しいのです!!(キラン☆彡)
上記は勿論、多少誇張しているところはありますが笑、自分の主張が絶対だというように受け取られかねない言い方をしてしまうコンサルの方がいるのです。
クライアントからすると、たかだか数か月いるだけのコンサルに、クライアントのことをあたかもすべて分かったかのように言われるのが癪に障るわけです。
もちろん示唆となりうる提案であれば問題はないのですが、コンサルからクライアントの事情を考慮していない、あるべき論を唱えられると
それができたら苦労しないよ…。全然うちのことが分かってないな。
と思われてしまうのです。
優秀なコンサルは、クライアントとのコミュニケーションを絶対に欠かしません。
そして、そのコミュニケーションからクライアントの現場情報を手に入れ、実現不可能な提案はしないのです。
抽象論ばかり語り、具体性に欠ける
コンサルのクライアントとなるのは、実際に事業を運営している事業会社の方であることが多いです。
事業会社の方からすると、綺麗な戦略論より泥臭い実行、つまり手を動かして何が何でも結果を出すことに重きを置いている方が多いです。
上記の価値観は、事業会社の経験がある私も共感できます。
それはそうですよね?
戦略がいくら綺麗でも、実際の実行でそれが実現できなければ、その戦略は絵にかいた餅でしかないのですから。
加えて、ビジネスは生ものですから刻一刻と状況は変化していきます。
なのでビジネスでは何よりも行動すること、手数を打つこと、つまり実行が重要なのです。
(戦略が全く重要でないと言っているわけではありません)
そのようなクライアントに対して、抽象的な戦略ばかり述べてしまうと、、
このコンサルの方、ビジネスのこと全然わかっていないな…。
と思われてしまうのです。
勿論コンサルタントの仕事の特性上、実行フェーズで入れるのはシステム系の案件ぐらいなので、ある程度抽象論で終始してしまうのは致し方ない部分があります。
しかし、クライアントへのヒアリングを通じて見えてきた現状から、真の課題を見出すことこそが、コンサルの仕事なわけです。
どのクライアントにも当てはめることができそうな抽象度の戦略論ではなく、クライアントの現場から見える具体の情報を取り入れた、そのクライアントのみに通じる抽象度の戦略論である必要があるのです。
具体の情報を取り入れた戦略論であれば、それはある意味実行の戦術レベルまで具体化されたものです。
抽象的な戦略論は、変化の大きい今の時代ではニーズはあまりないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事内容をまとめると、
- クライアントから頭の悪いコンサルと思われる人は、他責思考でクライアントの言っていることを理解しようとせず、プロジェクトが全く進捗しない傾向がある
※しょっちゅう「何言っているのか分からない」と言っているコンサルは要注意 - あるべきばかりを唱え、現場を軽視する傾向がある
- 抽象論ばかりで、具体的な戦術レベルのことを語れない
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ご参考になれば、幸いです。
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