今回は”BIG4コンサルの学歴の壁を乗り越えるには?”をテーマに解説していきます!
BIG4コンサルに入社してみたのはいいものの、自分の学歴が低くて引け目を感じているのだよね…。ほら、学歴気にする上司とかいるよね、たまに。
そうだね、コンサルは学歴主義的なところがあるから、学歴を気にするコンサル上司の方もいると思います。もし学歴が低いことに引け目を感じていた場合に、どのような対処法をすべきかを元コンサルの僕が解説していきます。
BIG4コンサルに学歴が必要かどうかは、以下の記事で解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
BIG4コンサルの学歴の壁を乗り越えるには?
では早速結論から、学歴が原因で不遇を受けているのであれば転職しましょう!
っておいおい…。転職したら、学歴の壁を乗り越えられてないじゃないか?
うん、そこのあたりもっと詳しく解説していくね。なぜ転職すべきと考えるのか、そして転職以外に方法がないかも解説していきます。
学歴が原因で不遇を受けている場合、なぜ転職すべきなのか
結論からいうと、学歴だけで不遇を受けてしまうような会社には、あなたにとって何もプラスの影響を与えないからです。
学歴がお金を稼ぐ能力、つまりビジネスの本質的な力と全く関係性がないのはちょっと社会人をやれば分かるはずです。
なぜなら受験勉強は1人で完結しますが、コンサルの仕事は1人で完結しません。
それなのに本当に仕事の能力ではなく、学歴だけであなたの評価が決まってしまうようなファームは、そのままコンサルを続けていても報われない可能性が非常に高いからです。
え~でも今のコンサルの仕事嫌いじゃないし、続けたいんだよね。
そんな風に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、MBAなどに通われて学歴に箔をつけるというのも一つ手かもしれません。
国内MBAはおすすめできないので、もし行くのであれば海外MBAをおすすめします。
国内MBAについては、以前解説した記事があるのでこちらからご覧ください。
学歴だけで不遇を受けているわけではない場合
もし学歴だけで不遇を受けているわけではないと感じているのであれば、シンプルにパフォーマンスを上げる努力をしましょう。
不遇を受けているのは、学歴だけでないと感じているあなたは成長の見込みがあります。
今のコンサルティングファームは、学歴だけは高い実力がない方を大量に採用してしまって、真に実力がある方を欲しがっています。
プロジェクトを獲得していくのに、学歴なんて気にしている場合ではないのです。
たしかにコンサルの一部の方で、学歴をやたら気にしている方もいらっしゃるかと思います。
ただし、そんな方ばっかりではありませんのでご安心ください。
むしろ少数派だと思います。
なので今の学歴だけを気にしているような上司とは離れ、社内で他のプロジェクトを探しましょう。
ただしどうしても学歴だけで不遇を受けている、そしてそれは会社全体でそのような風土であるとの思いであれば転職をおすすめします。
以下過去記事でコンサルの転職事情について、詳細解説していますので、参考にしながら転職の準備を進めましょう。
コンサルのパフォーマンスを上げるには?
一旦パフォーマンスの定義をより具体化してみましょう。
パフォーマンスとはすなわち、あなたの上司やクライアントが特に重視しているポイントのことを指しています。
つまりプロジェクトや関わる上司によって、あなたに期待されるパフォーマンスの定義も異なるのです。
例えばパフォーマンスの定義としては以下が挙げられると思います。
- 特定領域の深い専門性
- クオリティが高い資料作成能力
- 相手に分かりやすく伝える能力
- ネットワークを広げられる関係構築力
- クライアントとなあなあな関係を維持できるリレーション力
- 案件を獲得できる営業力
- 部下のパフォーマンスを上げることができるマネジメント力
などなど、挙げたらきりがないかもしれません。
若手のコンサルの方であれば、特に2と3の能力が求められていると言えます。
特に2のクオリティの高い資料作成能力は、コンサルの方にとって超重要スキルであり、タイトルが上がってもずっと精進し続けれなければならない能力です。
なぜならコンサルはあくまでクライアントからお金をもらって一定期間雇ってもらう立場であり、そのプロジェクトの成果として目に見えるアウトプットを出す必要性があるからです。
ここを事業会社出身の人が軽視しがちなのですが、コンサル業界では何よりも2の資料作成能力が重要なのでご認識ください。
ではそのクオリティの高い資料作成能力を上げるには、どうすればいいのか。
一番の近道はクオリティの高い資料作成ができる上司に何度も資料のレビューをもうらことです。
また本でも体系的に身に着けることができるので、他記事でもおすすめしていますが以下の本を読んでみてください。
ではジュニアレベルで求められている資料作成能力を身に着けることができたという人は、3の相手にわかりやすく伝える能力を鍛えてみてください。
相手に分かりやすく伝える能力とは、抽象的なことをより具体化して表現することであったり、逆に具体的なことを抽象化して伝えることであったりします。
結局は、分かりやすいとは受け手が捉えることなので、受け手がどのような表現を好んでいるのかを探って、それに合わせた表現をする必要があるのです。
ただ抽象・具体の前に、事象を分解・グループ化する能力は相手に分かりやすく伝える能力の根幹と言えるので、ぜひ日ごろから何気ないことでも分解した上で、グループ化する癖をつけましょう。
まさに上記の能力はコンサルの必須スキルである、ロジカルシンキングというスキルに該当するので他記事でも紹介していますが、ロジカルシンキングを鍛えたい方は以下の本を参考にしてみてください。
ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル (Best solution) [ 照屋華子 ]
コンサルのジュニアの方であれば、2と3のスキルを身につけられれば十分です。
それ以外の能力はマネージャー以上が求められるといえ、そのスキルを上げるにはどうすればよいかは別記事で更新いたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、以下になります。
- 学歴だけで不遇を受けるようなファームはすぐにでも転職すべき
- 一部の上司だけが学歴を気にしているのであれば、他プロジェクトを探しましょう
- 学歴だけでないと感じるのであれば、パフォーマンスを上げれるようにクオリティが高い資料作成能力と相手に分かりやすく伝える能力を鍛える
- 事象を分解・グループ化する能力はコンサルスキルのベースとなるため、常日頃から鍛える意識をもつこと
コンサル入社後に学歴を気にされている方のご参考になれば幸いです。
コンサルから事業会社への転職を検討されている方は、こちらの記事が参考になりますので、よろしければご覧ください。
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