今回は、”BIG4コンサルに学歴が必要なのか”をテーマに解説していきます!
BIG4コンサルに転職したいのだけど、学歴がどの程度影響するのか心配なんだよね。もしかして、転職後も影響するのかな?
そうだよね、コンサルは人気業界だから学歴がどの程度必要になるのか気になるよね。元BIG4コンサルの僕が、転職前後に学歴がどの程度影響するのかを解説していくね!
コンサルに関する過去記事はこちらから。
BIG4コンサルに学歴は必要なのか
結論から申し上げると、BIG4コンサルには一定以上の学歴は必要になります!
やっぱりそうなのね…。どのような場面で学歴が必要なのか、詳しくおしえてよ。
うん、コンサルに学歴が総じて必要とはいえ、場面・状況によって学歴がどの程度必要かは変わってくるから、詳しく解説するね。
BIG4コンサルに転職する際に学歴が必要なのか
まずBIG4コンサルに転職する際に、学歴が必要なのかを解説していきます!
BIG4コンサルのどこかへ転職したい場合は、MARCH以上の学歴が求められると考えておいた方がいいでしょう。
もちろん前職で素晴らしい実績があるといった場合など例外はありますが、私の経験上MARCH未満の学歴の方はお会いしたことがないので、MARCH未満の方はかなりのマイノリティに入ると考えて頂いた方がいいでしょう。
私の感覚値になりますが、BIG4コンサル社内の学歴分布は以下になります。
海外大卒 ⇒5~15% 東大・京大・一橋(国立トップ)⇒10%~20% 早稲田・慶応(私立トップ) ⇒40~50% MARCH(明治/青山/立教/中央/法政)⇒10~20% MARCH未満 ⇒5%以下 ※院卒含む
戦略コンサルティングファームの場合は、より早稲田・慶応以上の学歴層が増えます。
あくまで感覚値ですが、早稲田・慶応以上で9割を占め、MARCH未満が10%以下とったところでしょうか。
新卒でBIG4コンサルに入社する際に学歴は必要なのか
新卒の場合、中途よりも学歴が求められる水準が高まります。
なぜなら新卒の場合、それまでの実績が学歴で見られることになるからです。
BIG4コンサルで新卒の場合、MARCH層は1人いるかいないかといったところでしょう。
※私の感覚値であり、年度ごとに状況は変わります。
海外大卒も新卒の場合、珍しくありません。
転職後に学歴は必要なのか
転職後に学歴が必要か、必要でないかでいうと学歴はあった方がいいでしょう。
なぜならコンサルはプロジェクトごとにアサイン面談がありアサインが決まるまで、まるで転職するかのような面接を繰り返すからです。
当然面談では、それまでの経歴を確認されるので学歴だけで決まるわけではありませんが、アサインを決める一要素として学歴が見られることになります。
ただし、ご安心ください。
コンサルティングファームは評判カルチャーが根強いです。
コンサルタントとして輝かしい実績を残していれば、あなたがいくら下っ端といえ、当然にその評判は上にも広まっているので、プロジェクトのアサイン依頼は引く手あまたです。
逆にいうと、プロジェクトで悪い意味で目立ってしまったような方は、アサイン依頼が来ず、アベイラブル期間が長期となってしまう傾向があります。
アベイラブルとは何かを解説した過去記事はこちら。
なので学歴は、あなたと働いたことがないような方があなたを評価する上での入口に過ぎず、仕事での評価とは一切関係がありません。
もちろん学歴の高低と、仕事の出来不出来も相関関係はありません。
求められる能力が全く違うからです。
ただし、色々な企業・業界を見てきた私からするとコンサルティングファームは学歴主義的なところがあるのも事実です。
特にクライアントが学歴を重視するのかどうかがポイントになるでしょう。
銀行のようないまだに学歴を重視するような組織がクライアントの場合、どうしてもコンサルタントも高学歴の方がアサインされがちなのは事実です。
なので業界専属のようなインダストリー軸でアサインが決まっているコンサルタントで、金融業界専属の場合は学歴の必要度合いが他コンサルタントより高まると考えて頂いた方がいいかもしれません。
なぜコンサルは学歴主義的な部分があるのか
コンサルティングファームでは、なぜ学歴主義的な部分があるのか。
それはコンサルビジネスというのは、誤解を恐れずにいえばイメージビジネスの部分があるからです。
Aファームのところは、優秀な方が揃っているに違いないとか。
実態はどうであれ、優秀な方が揃っているというイメージをクライアントにもたせることができれば、コンサルは案件を獲得することができるのです。
一度案件さえ獲得できれば、その決められた期間の間は少なくともコンサルティングファームの収益となります。
逆に言えば、いくら優秀な方が揃っていても案件を獲得することができなければ、コンサルティングファームの収益はほぼなくなってしまうのです。
世間では、高学歴であれば仕事も優秀なのではないかというイメージを持っている方も一定数いらっしゃるかと思います。
だからこそ、学歴も一つの営業材料としてコンサル側は用いているのです。
よって輝かしい実績がない限りは、一定以上の学歴を持った方を採用する方針をコンサルティングファームは取っているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
学歴は転職前はとくに影響してきますが、入社後はそこまで影響はありません。
学歴はあった方がいいけど、それだけで生き残れる甘い世界ではありません。
一度入社したら、学歴のことは忘れしまった方がいいでしょう。
というより忙しすぎて、そんなこと気にしている場合ではありません。
精一杯プロジェクトでバリュー※を出すことに専念なさった方がいいです。
バリューを出すは、コンサル業界でよく使われる用語で”プロジェクトに貢献する”ことを指します。
金田一君、最近バリュー出てないよね~。
いやな上司の場合、こんな感じで使われますのでご注意ください笑
またコンサルの方で転職を検討されている場合、下記記事でコンサルからの転職事情を詳細に解説しておりますので是非参考にして、転職の準備を進めていただければと思います。
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