今回は、「OpenSea(オープンシー)の始め方・使い方」について解説します。
- NFTの始め方が分からない
- 著名なNFTマーケットプレースが一番使われているのか分からない
- Opensea(オープンシー)の使い方がよく分からない
- Opensea(オープンシー)の使う上で、何に気をつけた方がよいか分からない
NFTを始めてみたいんだよね~。どのマーケットプレースで始めるのがよいのかな?
世界最大級のNFTマーケットプレースのOpenSea(オープンシー)がおすすめです!今回はそのOpenSeaを例にして、初心者の方にも分かりやすくNFT取引を詳細に解説していきます。
OpenSea(オープンシー)とは?何が特徴的?
OpenSea(オープンシー)とは、2017年にサービスを開始した世界最大級のNFTマーケットプレースです!
マーケットプレースはNFTの流通の場とご理解ください。
NFTを売る人と買う人がいて、その流通の場のことをマーケットプレースと呼んでいます!ヤフオクのNFT版と捉えて頂くのが、理解が早いと思います。
では、そのOpenSea(オープンシー)は何が特徴的といえるのでしょうか。
主なポイントについて下記に記載します。
- 世界最大級のNFT取引量を誇る
- ブロックチェーンはマルチに対応
- Non KYC・無料でNFTを作成・出品できる
- クリエイターのロイヤリティ設定ができる
- 複数の販売方法を選べる
では、それぞれの特徴を深ぼっていきます。
世界最大級のNFT取引量を誇る
OpenSeaは何といっても取引量が世界最大級なのです。
DappRadarの調査によれば、2023年3月中旬時点で、イーサリアムチェーン上の月間取引高は約4.3億ドルであり、月間アクティブユーザー数は30万人を上回ることもあったとのことです。
NFTってグローバルに見るとそんなに取引されているんだね~。
ブロックチェーンはマルチに対応
OpenSeaは、イーサリアムチェーンだけでなく、手数料が安いPolygonチェーンなど、複数のチェーンに対応しています。
ん、チェーン?何のこと?
ブロックチェーンはいくつかのチェーン、つまり種類が存在するんだ。NFTではイーサリアムチェーンが最も多く使用されているんだけど、ガス代(手数料)が高いから、ガス代が安いPolygonチェーンなどいくつか特徴をもつチェーンが生まれているんだよ。
OpenSeaで対応しているチェーンは下記になります。
- ETH(イーサリアム)
- Polygon
- Klayth
- Solana
- Avalanche
- Arbitrum
- Optimism
- BNB Chain
現在はETH(イーサリアム)チェーンのNFTが一番多くて、その次にPolygon(ポリゴン)チェーンのNFTが多い印象です。まずはこの2つのチェーンを抑えておきましょう。
Non KYC・無料でNFTを作成・出品できる
KYC(Know Your Customer)は、本人確認のことを指します。
つまり、Non KYCは本人確認が不要という意味です。
OpenSeaは本人確認不要で、無料でNFTを作って出品できるのです。
匿名で利用できるのが、WEB3の世界観を体現しているよね~
クリエイターのロイヤリティ設定ができる
クリエイターはNFTの作成者のことを指します。
ロイヤリティは、NFTが2次流通で転売された際にクリエイターへと還元される報酬のことです。
クリエイターは、NFTを作成して出品の際に、このロイヤリティを設定することができるのです。
そして転売されるたびに、その設定したロイヤリティがクリエイターのもとに入ってくることが可能なのです。
過去このロイヤリティは最大10%まで設定ができたのですが、今年に入って0.5%までと減少されています。
余談ですが、マーケットプレース間の競争によって、OpenSeaのロイヤリティは変更となりました。
複数の販売方法が選べる
OpenSeaは定額での販売だけでなく、オークションでの販売が可能です。
期間を設定して、その期間内でもっとも高く落札した方が購入できたり、落札者が現れるまで価格が下がりつづけるなど様々な販売方法があります。
定額で販売することができるNFTマーケットプレースは多いのですが、意外とオークション機能を有しているNFTマーケットプレースは少ないのです。
本人確認が不要だからすぐ使えて、多くのチェーンに対応して、多彩な販売方法を選択できるからこそ、OpenSeaは世界最大級に利用されているマーケットプレースとなっているといえますね。
OpenSea(オープンシー)の始め方
OpenSeaの特徴が分かってきたところで、ここではOpenSeaの始め方を解説していきます。
OpenSeaの始め方は下記のような流れとなります。
- 無料で国内取引所の口座開設を行う
- 仮想通貨のイーサリアムを購入する
- MetaMask(メタマスク)を準備する
- MetaMask(メタマスク)にイーサリアムを送金する
- MetaMask(メタマスク)をOpenSeaに接続する
無料で国内取引所の口座開設を行う
NFTを購入するためには、仮想通貨のイーサリアムが必要です。
そして仮想通貨のイーサリアムを購入するために、国内取引所で無料口座開設が必要となります。
おすすめの国内取引所は下記となります。
コインチェックの口座開設の方法は過去記事で詳細に解説しておりますので、この機会にサクッと開設してしまいましょう。
また国内仮想通貨取引所の登録の流れは下記となります。
- メールアドレス・パスワードの登録
- 二段階認証の設定
- 基本情報の入力と重要事項の確認
- 本人確認用の写真撮影
まず各取引所を開設して実際に使ってみて、どれをメインに使用するか判断するのが良いと思います!
自分にあった取引所を利用するのが一番です!
仮想通貨のイーサリアムを購入する
口座開設ができたら早速、仮想通貨のイーサリアムを購入しましょう!
ここではコインチェックで仮想通貨を購入する際の手順を解説します。
仮想通貨を購入するためには、日本円が必要となるため、ログイン後のホーム画面に表示される「日本円を入金」から口座に日本円を入金します。
「日本円を入金」を選択出来たら、以下のような画面となるので「銀行振込」、「コンビに入金」、「クイック入金」からお好きな方法で入金を行います。
円が入金できたら、仮想通貨のイーサリアムを購入します。
ホーム画面の販売所(購入)を選択すると、以下右画面が表示されます。
仮想通貨のイーサリアム(ETH)を選択し、数量を入力します。
取引内容に問題なければ、赤枠の「購入する」ボタンを押下します。
以上で、イーサリアムの購入が完了しました!
MetaMask(メタマスク)を準備する
イーサリアム購入後は、MetaMask(メタマスク)を準備します。
ん、メタマスク??
メタマスクは仮想通貨やNFTを保管するウォレットのことだよ!仮想通貨ウォレットで一番利用されているよ!
OpenSeaでNFTを購入するためには、外部のNFTマーケットプレースと接続が可能な仮想通貨ウォレットを保有する必要があります。
メタマスクの作成の流れは下記となります!(時間は5~10分で作成できます)
- ChromeにMetaMaskをインストールする
- ウォレットを生成する
- MetaMask(メタマスク)のパスワードを設定する
- 利用規約やウォレットの保護に関する説明を確認する
- シークレットリカバリーフレーズ(12の英単語)を正確に記録する
- シードフレーズを確認する
より詳細な手順は、以下の過去記事をご覧ください!
MetaMask(メタマスク)にイーサリアムを送金する
メタマスクが利用可能になったら、国内取引所で購入したイーサリアムをメタマスクに送金します。
取引所によって細かい手順は異なりますが、基本的には以下の手順で送金が行えます。
- MetaMaskのウォレットアドレスをコピーする
- 取引所の送金メニューから「イーサリアム」を選択し、MetaMaskのウォレットアドレスを宛先の欄にペーストする
- 認証作業を行って宛先を登録する
- 送金したい額を入力して、送金を行う
基本的なメタマスクへの送金手順は以上なのですが、ここではコインチェックの場合について、より詳細に解説しますね。
Google Chromeに、拡張機能として追加したメタマスクを開きましょう。
そーすると以下の画面が表示されます。
まず第一にネットワークを確認しましょう。
イーサリアムであれば問題ありません。
もし異なるネットワークで、そのままイーサリアムを送金してしまうと、そのまま戻ってこない可能性が高いので気をつけてください!(界隈では、そのまま戻ってこないことを”Goxする”と呼んでいます)
次に図②の部分がウォレットアドレスとなるので、クリックしてコピーします。
メタマスクのウォレットアドレスをコピーしたら、コインチェックのTOP画面にある「暗号資産の送金」を選択します。
選択後、以下右の画面が表示されるので、下記の流れで操作を行います。
- 送金する通貨でEthereum(イーサリアム)を選択する
- 送金先にて、先ほどコピーしたメタマスクのウォレットアドレスをペーストする
- 送金目的を選択する
- 送金額を入力する
- 送金内容を確認の上、「次へ」を選択する
イーサリアムの送金手続きが完了して、大体2~3分程度でメタマスクに着金します。
念のため、着金されたかどうかメタマスクの画面に戻って確認してみましょう。
MetaMask(メタマスク)をOpenSeaに接続する
続いて、メタマスクをOpenSeaに接続を行います。
手順の流れは以下となります!
- OpenSea(https://opensea.io/)にアクセスして、「Connect wallet」を選択する
- 接続するウォレットを選択する画面で「MetaMask」を選択する
- 「署名の要求」というポップアップ表示後、「署名」をクリックする
- 画面右上のアイコンを選択、その後「setting」を選択しユーザー名とメールアドレスを入力する
- 「Save」を選択、その後届くメールの「VERIFY MY EMAIL」をクリックする
以上で、OpenSeaが使えるようになります!
OpenSea(オープンシー)でのNFT購入方法
早速OpenSeaを使用して、NFTを購入してみましょう!
使い方は非常に簡単で、下記の3stepとなります。
- 購入したいNFTタイトルを探す
- 絞り込み・並び替え機能を使って、購入するNFTを決める
- イーサリアムを支払って、購入を完了する
step1:購入したいNFTタイトルを探す
OpenSeaを利用したNFTの探し方として、主に下記3つの方法があります。
- 検索欄に購入したいNFTのタイトル名を入力する
- ジャンルから購入したいNFTを検索する
- トレンドから購入したいNFTを検索する
①の検索欄からNFTを探して、目ぼしのNFTを購入するのが一番メジャーな方法です。
基本的に買いたいNFTがすでにあって、そのNFTを購入するためにOpenSeaを利用するということです。
NFTに関するニュースは日々SNSやプレスなどで情報は飛び交っているので、気になるNFTが見つかったら、この方法でNFTを購入するのがよいと思います。
②・③はまだ買いたいNFTの目ぼしがついてない時に、利用するイメージになります。
NFTのジャンルはアート・ゲーム・スポーツと多岐にわたります。
それぞれのジャンルでどのようなNFTがあるのか、一度確認してみるのも良いと思います。
③は設定した期間で、よく取引されているNFTが表示されます。
今よく売れているNFTや、過去すべての期間からよく売れているNFTなどトレンドを掴むことができます。
step2:絞り込み・並び替え機能を使って、購入するNFTを決める
目当てのNFTタイトルが見つかったら、どのNFTを購入するかを決めます。
一番安いもので特段こだわりがなければ、そのまま左上のNFTを購入します。
NFTはそれぞれ特徴(ユーティリティ)をもっているので、特定の特徴をもったNFTを購入されたい場合は、以下の絞り込み機能を使用して購入されるのがよいでしょう。
他にも価格や、出品通貨など様々な方法で絞り込むことが可能です。
step3:イーサリアムを支払って、購入を完了する
目ぼしのNFTが見つかったら、いよいよイーサリアムを支払って、購入を完了します。
購入手続きは以下のような流れとなります。
- 希望のNFTを選択し、「Buy now」 or 「カートボタン」をクリックする
- (カートの中身を確認し、問題なければ「Complete purchase(購入を完了する)」をクリックする)
※カートボタンを選択した場合 - 表示されたガス代(手数料)も問題なければ、「確認」をクリックする
①で、単体で購入の場合は「Buy now」、複数個購入したい場合は「カートボタン」を選択します。
②はカートボタンを選択した場合のみ、必要なプロセスです。
「Buy now」を選択した方は必要ありません。
③ではメタマスクでガス代含めた取引内容のポップアップが表示されるので、問題なければ「確認」をクリックしてください!
ここで1点注意なのですが、市況によってはガス代が異常に高いときがあるので、いつもより高いと感じた方は時期を見計らって、購入されてもよいでしょう。(数百円程度が通常です)
以上で、NFTの購入が完了しました!
応用編:欲しいNFTに入札してみよう
単にNFTを購入する以外に、オークション入札に参加してNFTを購入するという方法があります。
ただその際に利用する仮想通貨は、ETH(イーサリアム)ではなく、WETH(Wrapped ETH)を利用します。
文字通り、ラップドイーサリアムと呼びます。
初心者の方には若干ハードルがあると思うので、NFTに慣れてきたらで大丈夫です!
このWETHは以下のような特徴があります。
- イーサリアムと対価
- イーサリアムより、ガス代(手数料)が低い
- イーサリアムより、処理に時間がかかる
オークション入札の際に、手数料高騰だったり処理に時間がかかりすぎると問題になる可能性があるのでイーサリアムではなく、WETHを使用しています。
他にもERC20といった規格の問題などもありますが、ここでは一旦上記のようにご理解ください!
オークション入札に参加するには、購入者側でなにかをするわけではなく、出品者側でオークション形式にして出品しているNFTがあった場合に、参加します。
オークションか、通常どおりで出品されているかは、WETHかETHで出品されているかで見分けがつきます。
オークションに参加したいけど、WETH持ってなかったらどうなるの?
WETHで出品されているNFTを購入しようとして進めていくと、ETHからWETHに変換する画面となります。WETHとETHは対価ですが、ガス代が発生します。
OpenSea(オープンシー)でのNFTの出品・売り方
続いて、OpenSeaでどのようにして、NFTを出品・売るのかを解説します。
NFTの出品・売り方の流れは下記となります。
- NFTコレクションを作成する(My Collections)
- コレクション内でNFT(アイテム)を発行する(Create)
- NFTを出品・販売する
では、それぞれの手順を解説します。
①NFTコレクションを作成する
NFTコレクションの詳細を設定する
OpeseaのTopページのアカウントにカーソルを合わせた後、「My Collecitons」を選択します。
その後、メタマスクのポップアップが表示されるので、同意します。
上記のような画面が表示されたら、「Create a Collection」を選択します。
その後、下記の画面が表示されたら、今回はNFT初心者の方向けの解説となりますので「Use the Opensea cotract」を選択します。
それぞれの違いは、下記をご参照ください。
- 「Deploy your own contract」は、独自コントラクトを指し、マーケットプレース名義がNFT発行者となります。専門知識は必要となりますが、OpenSea外のマーケットプレースでも流通可能です。ガス代はかかる点に注意です。
- 「Use the Opensea cotract」は、共有コントラクトのことを指し、マーケットプレース名義はOpenSeaとなります。流通は、OpenSea内のみ可能で、専門知識は必要なく、手軽にNFTを発行できます。ガス代はかかりません。
その後、下記の画面が表示されます。
「Details」がデフォルトで選択されているので、まずは詳細を設定していきましょう。
先の画面で「Details」が選択されていると、下記のように項目を設定することができます。
各項目の定義は、下記をご覧いただき、一つ一つ設定していきましょう~。
- Name:コレクション名を指します。英語での表記となります。
- URL:コレクション自体のURLとなります。
- Description:コレクションについての説明となります。
- Category and tags:NFTのカテゴリーです。
- Blockchain:EthereumやPolygonなど活用したいブロックチェーンの種類を選びます。
- Payment tokens:取引に利用する通貨を選択します。(NFT取引には、ETHが用いられることが多いです)
- Display theme:NFTの見せ方を選べます。お好きなものを選んで頂いて問題ありません。
- Explicit & sensitive content:過激な内容のNFTでなければ、offのままで問題ありません。
- Show OpenRarity ranking:レアリティの希少さを表示するかどうかが選択できます。
すべて設定し終えたら、「Save colleciton」を押下しましょう。
NFTコレクションの画像を設定する
コレクションの詳細が設定できたら、次に「Graphics」を選択します。
「Graphics」を選択すると、下記の画面が表示されます。
- Logo image:ロゴ画像のことを指し、設定が必須な項目となります。(推奨サイズは350×350)
- Featured image:openseaのおすすめなどで使用されるアイキャッチ画像のことを指します。(推奨サイズは600×400)
- Banner image:トップバナー画像のことを指します。(推奨サイズは1400×350)
設定し終えたら、「Save collection」を押下します。
すると、以上の画面に遷移します。
この時点で、ひとまずコレクションの作成ができました。
ロイヤリティを設定する
さらに詳細な設定をしたい場合は、以下画像の赤枠の箇所を選択し、「Edit collection」をクリックします。
その後、先ほどのコレクション設定の画面に戻るので「Earnings」を選択します。
その後、下記のような画面が表示されます。
ここでは、販売するNFTが二次流通で取引が生じた際に、ロイヤリティを受け取るウォレットアドレスと%を設定することができます。※23年5月現在は10%以上に設定できないようになっています。
設定し終えたら、「Save collection」を押下します。
関連リンクの設定
続いて、「Links」を選択します。
選択後、以下のような画面が表示されます。
ここではYoutubeなど必要であれば、関連リンクを設定できます。
設定し終えたら、「Save collection」を押下します。
以上で、コレクションNFTの設定は完了です!
②コレクション内でNFT(アイテム)を発行する(Create)
では作ったコレクションにNFTを発行していきましょう。
OpenSeaのアイコンにカーソルを合わせ、「Create」を選択しましょう。
選択後、下記の画面が表示されます。
下記に用語の意味を記載しているので、確認しながら設定していきましょう。
- Image, Video, Audio, or 3D Model:NFTアイテムの画像となり、必須の設定項目です。
- Name:NFTのアイテム名です。
- External Link:NFTアイテムの詳細ページなど別途あれば、記載することが可能です。任意設定項目です。
- Description:NFTアイテムの説明文です。
- Collection:登録するコレクションを選択します。先ほど作成したコレクションを選択しましょう。
- Properties:NFTアイテムの性質や特徴と理解ください。たとえば、性別や年齢などです。
- Levels:NFTアイテムのパラメーターのレベルを設定できます。例えば、「speed」というパラメーターを数字で設定できます。
- Explicit &Sensitive Content:過激な内容かどうかをチェックする項目です。コレクション同様、過激な内容でなければoffで問題ありません。
- Supply:NFTの供給数を設定できます。
- Blockchain:ブロックチェーンの種類を選択できます。一番メジャーなのは、Ethreum(イーサリアム)です。
以上を設定し、「Create」を選択、メタマスクの同意を進めていけば、NFTアイテムの発行が完了です!
2個以上発行したはずなのに、1個しか発行できていないように見えたとしても、しっかり指定した個数分発行されているので、安心してください。これはERC1155という規格の性質上、1個にまとめて表示されているように見えるだけです。(今回の記事では、規格についての詳細は割愛します)
NFTを出品・販売する
早速作ったNFTを出品・販売してみましょう!
作成したNFTを選択すると、以下の画面が表示されるので「List」というボタンを押下しましょう。
すると、以下の画面が表示されます。
以下を参考にしながら、一つ一つ設定していきましょう。
- # of items:販売する個数のことを指します。
- Set a price per item:(1個当たりの)価格を設定できます。
- Duration:販売期間を設定できます。期間を過ぎると自動的に、出品は取り下げられます。
※「Service fee」として設定価格の2.5%がOpenSeaより徴収されます。なので実際に取引が成立して、得られる売り上げは「Total potential earnings」の箇所に表示される数字となります。
各項目を設定し、問題なければ「Complete listing」を選択しましょう。
その後、メタマスクで署名を促すポップアップが表示されるので、署名すれば出品完了です!
お疲れ様でした!
出品したNFTがOpenSea(オープンシー)で売れない時は?
NFTをOpenSeaで出品したものの、中々売れない時もあると思います。
その時にやった方がいい対策について、解説していきます。
結論、以下の対策があります。
- 価格を下げてみる
- 商品の露出を増やす
- OpenSea以外のNFTマーケットプレースで出品してみる
価格を下げてみる
市場に見合った価格でなければ、当然購入されません。
OpenSeaでは、フロアプライス(最低価格)が表示されており、大きな特徴の違いがない限り、安いものから買われる傾向にあります。
中々買われないな…と思ったら、フロアプライス並みに価格を下げてみるのは有効な対策となります。
商品の露出を増やす
こちらはご自身でNFTを作成されたときに、特に有効な対策となります。
NFTを出品してみたのはいいものの、周知をしないと認知を得られないですよね。
なので自分がNFTを出品したら、SNSなどで宣伝してみるのがおすすめです。
SNSを利用すれば、コストかけずに宣伝出来てお得だね。
OpenSea以外のNFTマーケットプレースで出品してみる
こちらは結構有効な打ち出となります。
なぜならマーケットプレースごとで、同じタイトルであってもフロアプライス(最低価格)が異なっていたりするので、OpenSeaで売れなかったとしても別のNFTマーケットプレースで売れるということはよくあるからです。
もし著名なNFTタイトルをOpenSeaで出品して売れない場合は、一旦出品を取り下げ、別のNFTマーケットプレースで再出品してみましょう。
例えば、Coincheck NFT(B版)などで、出品してもいいと思います。
ただし注意点として、再出品しようと思っているNFTマーケットプレースで取り扱いのあるNFTである必要があります。
取り扱いがなかったら、当然出品できないよね~。
OpenSea(オープンシー)での稼ぎ方
では、続いてOpenSeaでどのような稼ぎ方があるのかを解説していきます。
今回は、OpenSeaだけに留まらずNFTの稼ぎ方として、こんな方法があるのかとご理解いただければ幸いです。
NFTを作成・出品する
先ほどNFTの作成方法と出品方法を解説しました。
当然、自身が作成したNFTが売れれば稼ぐことができます。
ただし、この方法は初心者の方には難易度が高めです。
なぜなら現時点では有名人やインフルエンサ―の方ですら、NFTを売っても中々売れないという状況です。
ましてや有名人でなければ、なおのことです。
この方法で稼ぐのは、もう少しNFTの知識が身についてからの方がよいでしょう。
今の段階では、NFTを作って出品することを体験し、NFTに慣れ親しむことができればOKです。
NFTを転売する
手に入れたNFTを転売して、稼ぐ方法が一番現実的、かつ難易度も高くありません。
今国内NFTは格安で手に入れることができる(数百円程度)ので、手にしたNFTを値上がりするまで保有し続け、値上がったタイミングで売るという方法が考えられます。
ただし、いつまで待っても上がるどころか、下がる可能性もあります。
なので失ってもよい少額で、よく見定めた上でNFTを購入されることをおすすめいたします。
NFTをステーキングする
stake(ステイク)は日本語で「賭ける」を指します。
NFTにおけるステーキングとは、ブロックチェーンやあるプラットフォームにNFTを一定期間預ける(ロックする)ことで、報酬が貰える仕組みのことを指します。
報酬はNFTのユーティリティによって異なるのですが、仮想通貨が貰えることが多いです。
ステーキングできる著名なNFTプロジェクトは以下となります。
- THE POTATOZ
22年7月にリリースされたプロジェクト。メタバースプロジェクト「MEMELAND」に関連するNFTコレクション。
ステーキングすると、NFTのレベルが変わったり、メタバース内仮想通貨 $MEME や他NFTが貰えたりと様々です。
- Moonbirds
Moonbirdsは、22年4月にリリースされた可愛らしいフクロウが特徴的なNFTコレクションです。
ステーキングすると、グッズやイベントへの参加券などが貰えます。
NFTのエアドロップで報酬を貰う
エアドロップ(air drop)とは文字通り、空から降ってくるという意味です。
NFTや仮想通貨におけるエアドロップとは、一定の条件をクリアすることで無料でNFTやトークンが貰えるキャンペーンを意味します。
このエアドロップがあるかないかは、プロジェクトによってまちまちですが、海外プロジェクト、特にゲームジャンルのNFTプロジェクトで多い印象です。
ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)をプレイする
単なるゲームの場合、基本的に稼ぐことはできないと思います。
ただし、ブロックチェーンゲームの場合、購入したNFTを利用してゲームができるだけでなく、稼ぐことも可能です。
例えば、STEPN(ステップン)は聞いたことありますでしょうか。
Move to earn のゲームで、実際のリアルで歩いた歩数によってトークンの報酬が貰えるゲームです。
スニーカーのNFTによってパラメーターが異なり、貰えるトークンの報酬が変わってくる機能があります。
STEPN(ステップン)は、一時期相当流行ったNFTゲームです。
NFT取引にかかる初期費用はどのくらい?
市況によって、大きく変わる時があるのですが、大体1500円~ぐらいです。(ここではNFT自体の購入費用は除きます)
かかってくる費用としては、下記です。
- 送金手数料
- OpenSeaへのサービス料(2.5%)
- NFTを購入する際にかかるガス代
送金手数料
送金手数料は、仮想通貨取引所からメタマスクへ仮想通貨を送金する際の手数料のことを指し、取引所へ支払う手数料となります。
取引所によって異なりますが、大体0.01ETH~0.05ETH(200円~1000円)程度となります。
OpenSeaへのサービス料(2.5%)
OpenSeaで出品の際には手数料がかからないのですが、出品したNFTが売れたときにOpenSeaへ2.5%の手数料を支払う必要があります。
この2.5%は出品時に設定した価格にかかってくるので、価格の大きさによっては支払う手数料が大きくなります。
ただしこの手数料は、売れたときの売り上げから支払われるので、あらかじめ手数料分のETHをウォレットに保持しておく必要はありません。
NFTを購入する際にかかるガス代
また自身がNFTを購入しようとした際に、ガス代を支払う必要があります。
こちらはOpenSea(マーケットプレース)に支払う費用ではなく、ブロックチェーン上の取引を成立させるために支払う手数料と今は理解しておきましょう。
このガス代は、市況によって大きく変わりますが、現状(23/5月時点)はかかっても数百円ぐらいです。
OpenSea (オープンシー) 利用する際に気をつけた方がよい点
ここではOpenSeaを利用する際に気をつけた方がよい点について、解説します。
NFTはまだまだ新しい市場なので、その分リスクもあります。知識をしっかり身に着けて、対処していきましょう。
結論、気をつけた方がよい点は以下です。
- OpenSeaの公式サイトかを確認する
- ガス代を確認してから、購入する
- 盗難されたNFTでないかを確認してから、購入する
OpenSeaの公式サイトかを確認する
Googleの検索上位に表示されているからって、OpenSeaの公式サイトだと安心しない方がよいです。
広告などで偽のOpenSeaサイトを上位に表示させている悪徳な方がいる可能性があります。
公式サイトは以下になります。
少しでもいつもと違うURLかなと思ったら、本当に公式かどうか確認しておいた方よいでしょう。
ガス代を確認してから、購入する
購入を急いでいるあまり、ガス代の確認漏れであとで後悔する方がいます。
市場によっては、急にガス代が急騰していることもあるからです。
いつもと比べて高いなと思ったら、また日を改めて購入するのも手だと思います。
盗難されたNFTでないかを確認してから、購入する
盗難されたNFTが出品されていて、気づかずに購入してしまうケースがあります。
その後盗難の被害にあった人が警察に通報し、その盗まれたNFTはOpenSeaでは取引停止となることがあるのです。
そーすると、気づかずに購入してしまった人は、盗難されたNFTをOpenSeaでは売ることができず、支払損になってしまうのです。
がーん!!
とならないように、買う前に盗難されたNFTでないかをチェックしましょう。
https://support.opensea.io/hc/ja/articles/4409456298515-NFT-%E3%81%8C%E4%B8%8D%E5%AF%A9%E3%81%AA%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%93%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%AF-
上記のようにビックリマークが表示されていることがあるので、そのようなNFTは購入しないに気をつけましょう。
念のため過去の購入履歴を確認するために、アクティビティも確認しておきましょう。
不審なアクティビティがあった場合、同じようなマークが表示されています。
OpenSea (オープンシー) でよくある質問
では最後に、OpenSeaでよくある質問を解説していきます。
OpenSea (オープンシー) は日本語表記可能か?
日本語表記可能です!
以下のようにアイコンにカーソルを合わせた後、Languageを選択し日本語に変更可能です。
OpenSea (オープンシー) はスマホアプリで使える?
使えます。
ただし、基本的にはNFT閲覧のみで、販売・購入できない点はご注意ください
OpenSea(オープンシー)と相性が良い仮想通貨取引所は?
これは個人の相性になってくるので、一概にOpenSeaと相性がよい仮想通貨取引所はありません。
ただし、NFT初心者の方は使いやすさを重視された方がよいと思いますので、コインチェックがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
OpenSeaを使いこなせれば、一気にNFTに詳しくなれます。
早速OpenSeaを使って、NFTの第一歩を踏み出しましょう!
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