今回は、”NFT詐欺に遭わないようにするためには?”をテーマに解説していきます!
最近NFTに関する詐欺が多いみたいね?本当に怖い…
そうだね、実際にNFT詐欺にあってものすごく悔しい思いをしている人を知ってる。まだNFTは法整備が追いついてないから、悪い人に利用されやすいんだ。金融マンの僕が、NFTの詐欺にあわないように注意点を解説していくね。
NFTに関する過去記事はこちらから。
NFT詐欺に遭わないようにするには?
では結論から申し上げると、以下がNFT詐欺に遭わないようにするための心構えになります。
- DiscordのDMから来る連絡はすべて詐欺と思え
- メタマスク接続前、資金の送付前に、公式アカウントからの連絡かどうか何度も確認せよ
では心構えについて解説する前に、先に実際にあったNFT詐欺の実例を解説していきます。
実際にあったNFT詐欺の実例
最近のNFT詐欺は非常に巧妙で詐欺か公式かどうかが見分けにくいのです。
なので公式の運営者からの連絡だと思って、間違えて送金してしまって、あとで後悔してしまうケースがあります。
例えば、最近あった非常に巧妙なNFT詐欺では、以下のようなケース。
上記は元素騎士というGameFiプロジェクトのDiscordの参加メンバーに届いたスパムDMです。
元素騎士のDiscordメンバーに優先してメタバース上の土地LANDを配布するチケットを販売するといった内容です。
DMに記載のリンクに飛ぶと、以下のページに。
特に巧妙な点は以下になります。
- XX人限定といった形で、あと少しで満員に達するかのように見せて、購入者を焦らせる
- 実際は詐欺なのに、一人当たりの買える量は制限されている旨を記載し、公式からの連絡を装う
1点目では、例えば1000人限定、990人が買って、あと10人しか買えないといった状況を見せます。
そうすることで購入者を早く買わなきゃいけないと焦らせ、正常な判断ができないようにさせています。
2点目では、一人当たりの購入量は限られている旨を記載することで、まさか詐欺する側が購入量を制限しないだろうといった人間の心理を悪用した、非常に巧妙な手口となっております。
こうして、焦って正常な判断を奪われた購入者は制限された購入量であれば、大丈夫だろうと思い、大事な暗号資産を送付してしまうのです。
NFT詐欺に遭わないようにするための心構え
では最初の結論に戻って、NFT詐欺に遭わないようにするための心構えを解説していきます。
先ほどのNFT詐欺の実例で解説した心理状態に持ち込まれると、詐欺を防ぐのは非常に難しいため、以下の点を特に心がけてください。
- DiscordのDMから来る連絡はすべて詐欺と思え
- メタマスク接続前、資金の送付前に、公式アカウントからの連絡かどうか何度も確認せよ
では、上記の心構えについて解説していきます。
DiscordのDMから来る連絡はすべて詐欺と思え
公式アカウントから、各個人に対してDMで連絡がくることは、まずないと思っていただいた方がいいです。
上記の心構えであれば、まず購入ページに飛ぶことがないため、騙されて資産を失うことを防ぐことができます。
メタマスク接続前、資金の送付前に、公式アカウントからの連絡かどうか何度も確認せよ
この状況まで来てしまうとほぼ赤信号なのですが、資金の送付前に一旦冷静になりましょう。
送付前であれば、まだ資産は失っていません。
本当にメタマスクを接続して、資金を送ってしまっても大丈夫なのか。
何度も公式アカウントからの連絡かどうか、確認してください。
また公式アカウントから、詐欺に関する連絡が何もなかったとしても、まだ詐欺を認識できていないだけかもしれませんので、安心してはいけません。
まず公式アカウントで限定販売に関する連絡は来ていますか?
公式以外の告知内容はすべて詐欺と思って、冷静になりましょう。
まとめ
NFT詐欺はどんどん巧妙になっており、まさか自分が騙されることはないと思っている人ほど騙される可能性があります。
Discordや英語といった慣れない状況であるからこそ、いつもより慎重になりましょう。
自分の資産が丸ごと持っていかれて、一生背負う後悔になるぐらいであれば安易に手を出さない方が賢明な判断です。
資金を送ってしまった後では、もう取り戻すことはほぼ不可能なのですから。
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